海岸を利用される方へ

ウォーターセーフティ・津波避難情報

周囲を海に囲まれた日本では、海水浴や釣り、サーフィンなど、様々なマリンレジャーを楽しめますが、毎年のように、マリンレジャー活動中の事故により死者や行方不明者が出ています。
ここでは楽しい海水浴のため、安全に楽しむポイントなどお伝えします。

海水浴を安全に楽しむポイント

Point 1管理された海水浴場で遊ぶ

ライフセーバーなど監視員がいない海水浴場では、万が一事故が発生しても、救助に時間が掛かる可能性があります。海で遊ぶ場合は、ライフセーバーなどが常駐する管理された海水浴場で遊びましょう。
また、海水浴場では「遊泳エリア」と「そのほかのエリア」とエリアを分けていることがあります。赤と黄色の旗の内側が「遊泳エリア」となっていますので、その中で遊泳しましょう。

Point 2海が荒れているときは泳がない

海が荒れているときに泳ぐのは、大変危険です。事前に天気予報を確認し、海が荒れているときや荒れることが予想されるときは、泳がないようにしましょう。
海水浴場では、その日の海の状況に応じて、遊泳が可能かなどを表す旗が監視所などの近くに立っています。遊泳可能が「白」、遊泳注意が「黄」、遊泳禁止が「赤」になります。

Point 3お酒を飲んだら海に入らない

お酒(アルコール)を飲むと、判断力、集中力(注意力)や運動能力が低下し、大変危険です。また、溺れた際の死亡率も高くなります。お酒を飲んだら海に入らないでください。

Point 4子どもから目を離さない

子どもは危険を瞬時に察知することが難しいため、小さな波に思いがけず足をすくわれて溺れてしまうことがあります。保護者の方は常に子どもから目を離さないようにしましょう。

Point 5危ないと思ったら「助けてサイン」

「助けてサイン」とは、溺れた人や近くに溺れている人を発見した人が、片手を左右に大きく振って救助を求める合図のことを言います。
このサインにより、ライフセーバーが溺れている人を速やかに確認し、早期救助につながります。
流されて戻れなくなってしまったときにもこのサインで知らせてください。

Point 6「津波フラッグ」を覚えておこう

「津波フラッグ」は大津波警報、津波警報、津波注意報(以下、「津波警報等」という)が発表されたことをお知らせする旗です。
 津波警報等は、テレビやラジオ、携帯電話、サイレン等、様々な手段で伝達されますが、2021年6月から海水浴場等で「津波フラッグ」による視覚的伝達が行われています。「津波フラッグ」を用いることで、聴覚に障害をお持ちの方や、波音や風で音が聞き取りにくい遊泳中の方などにも津波警報等の発表をお知らせできます。海水浴場や海岸付近で津波フラッグを見かけたら、速やかに避難を開始してください。(気象庁ホームページより)

海岸で津波フラッグを振っているイメージ(公益財団法人 日本ライフセービング協会提供)
※旗を建物に掲げるなど他の手法でお知らせすることがあります
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