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下田中学校、下田海上保安部、下田ライフセービングクラブの3者が協力し、地域への水辺の安全教育を実施
下田ライフセービングクラブは、水辺の事故防止と安全の啓発を目的として地域の青少年への安全教育を行っています。
この度、海上保安庁下田海上保安部と協力して、下田市立下田中学校の全校生徒407名を対象に、海の危険性や水中での体の特性、水難事故に遭遇した時の対処法などを学ぶ実技講習を実施いたしました。
本講習では、生徒たちに「自助(セルフレスキュー)」の重要性を体験を通じて伝え、安全な水辺の利用を促進いたします。
実施の背景
下田市は美しい海岸線を持つ地域であり、年間を通じて地域の内外の多くの人々が海に親しんでいます。一方で、海岸の利用においては、海難事故や水難事故の正しいリスク認識が重要です。リスクを必要以上に恐れることで、海と関わる機会を失ってしまう場合もあります。
特に中学生など若い時期から水辺での安全な利用方法を身につけることは、地域の安全向上に大きく寄与します。また、地域住民が海岸や水辺に積極的に親しむことで、地域資源である海の魅力を活かすことにもつながります。
本講習を通じて、生徒たちは自らの命を守る術を学ぶだけでなく、地域全体の安全への貢献と、海岸利用の促進に寄与することを目指します。
実施体制
下田中学校、下田海上保安部、下田ライフセービングクラブが一体となって実施する点が特徴です。
多様な視点と専門性を持つ講師陣が指導を行うことで、より現実的で実践的な学びを提供すると同時に、下田市全体の水辺の安全意識向上を図ります。
実施概要
日時
・令和6年12月5日
・令和6年12月6日
・令和6年12月10日
いずれも10:00から12:00
場所
下田市敷根公園屋内温水プール(静岡県下田市敷根757)
講師
下田海上保安部 海上保安官 15名
下田ライフセービングクラブ ライフセーバー 15名
講習内容
自助(セルフレスキュー)の説明
離岸流の特性と危険性
水の抵抗体験
体の特性、浮力体験
身近なものを使用した浮力体験
落水体験
救助体験
ライフジャケットの不適正着用の展示および説明
ライフジャケットの適正着用の説明および体験